新しいコミュニティづくり(3)

 前回の投稿から時間が空いてしまいました。 その後、幾つか思い付くところを当たってみましたが、今のところ進展は見られません。

振り返り

 ここで、2025.09.06の投稿「原始のスープ」の内容を振り返ると、そこでは「新しいコミュニティづくり」を実践するための一つのモデルが示されています。 このモデルは「大学」を例に取り上げたものですが、「地域」や「企業」など別の例を考えることもできます。

このモデルを構成する重要な要素が「原始スープ」と「フード集合」です。 大学の例では、「原始スープ」に相当するものは大学で「フード集合」に相当するものは「コアグループ(選ばれた学生)+ワークショップ(学生、教職員、大学関係者および周辺地域の住民)」でした。

「新しいコミュニティづくり」とは言っても、このモデルは特に新しい理論に基づくものではなく、1970年代には既に存在していたものです。 それでは、なぜ「新しいコミュニティづくり」というテーマを掲げたのでしょうか?

「新しいコミュニティづくり」とは?

 少し視点を変えて、現在「新しいコミュニティづくり」とはどのような意味を持つのか、AIに尋ねてみました。 すると、以下の様な答えが返ってきました。

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「新しいコミュニティづくり」とは、従来の地縁や血縁に頼らず、趣味や関心、課題解決などを通じて、多様な人々が継続的につながり合える関係性を育む取り組みです。オンラインとオフラインを融合させ、個人の価値観を起点とした居場所作りが注目されています。

主な種類や特徴は以下の通りです。

  • 趣味・関心ベース: 同じ「好き」や目的(読書、キャンプ、スキルアップなど)で集まるオンラインサロンやファンコミュニティ。
  • 地域・社会課題ベース: 空き家の活用や子育て支援など、地域社会の課題解決を目指す多世代交流やローカルコミュニティ。
  • 企業・組織ベース: 従業員のエンゲージメント向上や、顧客との共創(ファンづくり)を目的としたコミュニティ。

具体的な目的(例:地域活性化、社内活性化、趣味の仲間探しなど)や興味のあるテーマを教えていただければ、最適なコミュニティづくりの手順や事例をご提案できます。
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「無いもの」は自分でつくる

 一言で言えば、自分が望むようなコミュニティが見つからなかったので、それならば一層のこと自分でつくろうと考えたことがはじまりでした。
2011年の東日本大震災が切っ掛けとなり、当時の国の体制、関連企業の体制、ひいては地方自治体の体制にも違和感を覚え、その結果「現代版里山システム」の考えが生まれました。

しかし、それまでその様なことに取り組んだことのなかった私は、手にした数冊の本を一度読んでは立ち止まり、また読み返しては立ち止まるの繰り返しでした。
そのような中、図書館で偶々手にした一冊が枝廣淳子著「地元経済を創りなおす」でした。
そして、この本の中で紹介されていた「トランジション・タウン」は、当時私が考えていた「現代版里山システム」を上書きしてしまうだけでなく、既に具体的な実例が多くあることに驚きを隠せませんでした。 つまり、このトランジション・タウンは、いわゆる概念フレームワークとしてだけでなく、実践フレームワークとしても十分に機能していたということになります。
以来、私はこの「トランジション・タウン」を、こちらの地域(九十九里町)で実践することを決めました。

どうして芽が出ないのか?

 こちらの地域で「トランジション・タウン」活動を細々と続けてきましたが、一向に芽が出ません。
端的に言えば、私の取り組み方に問題があるのではないかと思います。 しかし、問題の原因はどこにあるのでしょうか?
そこで私は、辻褄合わせの言い訳ではなく、自身の経験不足を補うための新しい気付きを得るために、JIUの市民未来大学を選びました(年金暮らしの私にとって、本来ならば生活費から学費を捻出する余裕はなかったのですが、偶々得た資金を学費に割り当てることができたのは、目に見えない糸の導きであったのかも知れません)

2年間に渡るJIUでの学びを通じて、様々な気付きがありました。 そして、それらの気付きの中でも、とりわけ2つの気付きから生まれたものが、上でお話しした「新しいコミュニティづくり」を実践するための一つのモデルです。 モデルの名前は「ARISEN」と言います。

この「ARISEN」は、上でお話ししたように、1970年代に話題となった「人工生命」の考え方を基盤とするものですが、「ARISEN」には「トランジション・タウン」の考え方も一部取り込んでいます。
「ARISEN」は、単なる概念フレームワークとしてではなく、実践フレームワークとして現実の物事に具体的に適用することを目的としています。
そしてそこには、「新しいコミュニティづくり」に少しでも興味のある方々に、今後の「ARISEN」をバトンタッチしていきたいという想いが込められています。

比較的自分自身のための時間が取れる学生さん、独身の社会人の皆さん、地域の何らかの活動に家族で取り組んでいる皆さん、子育てを終えて一息ついた皆さん、それぞれの立場で「ARISEN」をご活用頂ければ嬉しい限りです。

尚、本件について何らかの興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、「お問い合わせ」から是非ご一報頂きたく思います。
次回は、「ARISEN」を活用した「新しいコミュニティづくり」の例として、「つくも自由大学」を取り上げてみたいと思います。

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