第4回 口腔機能

エッセイ

JIU 市民未来大学 ヘルスプランナーコース 5月16日は「口腔機能」でした。

前々回の授業はフレイル全体の俯瞰図といった内容(前回はフレイル予防の運動を実践)でしたが、今回以降は数あるフレイルの中から個別のフレイルについて学ぶことになります。

先ず、オーラルフレイルとはどのようなものかを明確にした上で、「口の健康リテラシー(識字能力→特定分野に関する知識や活用能力)の低下 ⇒ 口のささいなトラブル ⇒ 口の機能低下 ⇒ 摂食障害 」といったようにフレイルへの影響が示されました。

特に、「食べる(摂食嚥下)仕組み」で紹介された画像は、私に新しい気付きをもたらしてくれました。  見るからに不安定な構造は、こんな状態で「誤嚥」(誤って食物が気管に入ってしまうこと)が起こらないのは奇跡と言っても言い過ぎではないように思います。

授業で配布された資料には、オーラルフレイルに関する簡単な質問票が掲載されていたので、以下に引用してみました。

質問項目  はい   いいえ 
半年前と比べて堅いものが食べにくくなった
お茶や汁物でむせることがある
義歯を入れている
口の渇きが気になる
半年前と比べて外出が少なくなった
さきイカ、たくあんくらいの堅さの食べ物を嚙むことができる
1日に2回以上歯を磨く
1年に1回以上歯医者に行く

各項目の答え(はい/いいえ)に該当する数字を〇で囲んでください。 すべての項目に答えたら、〇で囲んだ数字を合計します。 合計した点数が4点以上の場合は、オーラルフレイルの危険性が高まるとされています。

※ どうしても結果が気になる方は、口腔機能低下症の診断(50歳以上健康保険適用)をおこなっている歯科医が増えているとのことでしたから、一度ご相談なさってみては如何でしょうか。

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