第3段階:規範化(Norming):「私たちはどのように協力していくかを考えます」
嵐の段階を抜けると、規範化の段階が始まります。これは、将来に向けてグループがどのように機能するかを形作る段階です。
グループは目標とその達成方法を明確にします。 役割、議題、決定事項、議長といった会議の手順など、組織構造について新たな決定がなされるかもしれません。
どのように協力するか、行動規範を策定するか、グループ生活の様々な側面をどのようにバランスさせるかについて、新たな合意がなされるかもしれません。
これは形成段階と似ているように聞こえるかもしれませんが、重要な違いは、人間関係がそのレベルまで発展したため、人々が自分自身を正直に表現できるようになったということです。
一緒にトレーニングを行うことは、本当に効果的です。例えば、会議の運営方法に関するワークショップや、「Work that Reconnects」イベントのように、一緒に理解を深めるイベントなどです。 これにより、グループ内で共通の理解が深まり、より深い絆を築くことができます。
グループを機能させるために、自分の考えを諦めて他の人の意見に同意せざるを得ない人もいれば、グループを離脱する人もいるでしょう。 この段階では、グループメンバー全員が責任とコミットメントを共有し、グループの目標達成に向けて取り組む姿勢へと進んでいきます。
規範化段階をうまく進めるにはどうすればよいでしょうか?
- グループは、自分たちが何をするためにここにいるのか、つまり共通の目的が明確になります。
- グループに敬意と喜びをもたらすために、どのように協力していくかという原則について、より多くの決定がなされます。
- グループが下す新しい決定を受け入れられない場合、メンバーが離脱することもあります。
- 彼らの貢献を称え、彼らが本当に大切にしていることを別の場所で達成できるよう、良い知らせを伝える方法を見つけましょう。
- グループが一つになり、刺激的で可能性に満ちた何かに属しているという感覚が生まれます。
規範化と嵐への警告! これらはしばしば同時に起こります。 対立が生じると、誰もが納得できる新たな合意が生まれます。そして、合意が形成されると、人々は何か違うものを求めていることに気づきます。 平和な場所にたどり着いたと思ったら、また対立が深まってくると、不安に感じるかもしれません。
これは通常、グループが協力し合う中で起こる正常な過程です。 重要なのは、この対立を、できるだけ多くのグループメンバーが受け入れられる前向きな方法で解決することに集中することです。
次回は、引き続き第4段階:実行(Performing)についてお話したいと思います。