第4段階:実行(Performing):「私たちは効果的で、物事を簡単にこなします!」
優れたスキル、コミットメント、寛容さ、そしておそらくは幸運があれば、グループはパフォーマンス段階に到達します。
この段階では、以下のことが達成されます。
- 有能で意欲的であり、各メンバーが自分の役割とタスクを理解しています。
- 良好なコミュニケーションとコラボレーションの理解に基づき、ユニットとして機能できます。
- グループとして意思決定を行い、メンバーに責任を負わせます。
- 相違点や意見の相違を建設的な方法で受け入れ、健全なグループ生活の一部として捉えます。
- 成果を共に祝い、各メンバーの貢献を評価します。
- グループの長期的な目標に注意を払い、活動と達成の時期と、振り返りと発展の時期を行き来します。
段階の繰り返し
ほとんどのグループは、新しいタスクや課題が発生するたびに、これらの段階を何度も経験します。
例えば、
- 新しいメンバーが参加すると、これまでの貴重な成果を失うことなく、参加メンバーの意見を取り入れるための新たな形成段階が設けられます。
- グループの能力と自信が高まるにつれて、より野心的なタスクに挑戦したくなるでしょう。これに満足するメンバーもいれば、従来のやり方を好むメンバーもいるでしょう。
- 全員が必要なものを得られる方法はあるでしょうか? 新しいグループを作ることも考えられますか?
- グループは当初の目的を超えて成長し、構造を進化させる必要があるかもしれません。移行期には、立ち上げグループは通常終了し、コアグループに引き継がれます(同じメンバーの多くが継続する場合でも)。
次回は、引き続き第5段階:喪(Mourning)についてお話したいと思います。